みらいぶっくグループ
地球時代、今を生きる学問
ライフスタイルを変えよう！ －環境テクノロジー最前線
石田 秀輝（東北大学大学院環境科学研究科教授)
1953年生まれ。高校時代は授業に出ずに弓道ばかりやって、停学になることもしばしばの「ワル」だった。地球物理学者の竹内均先生に憧れ、東大に合格するも、交際中だった彼女が受かった山口大学へ進学。株式会社INAXで環境戦略と技術戦略担当役員まで務めたが、企業の戦略と自分の目指すものとの間に矛盾を感じ50歳の時大学教授に転身。趣味はずっとテニスだったが、現在は時間が取れないので料理。沖永良部島にあるネイチャー・テクノロジー満載の「風の家」では、シーカヤックで海に出て魚を獲り、70人分もの料理をつくることも。
第1回 努力すればするほど劣化する地球環境
地球環境問題が、日本だけでなく、これからの人類にとって大きな課題であることに異論はないと思います。では、その地球環境問題を解決するということと、私たちが豊かに暮らすということは両立できるのでしょうか?
第2回 そもそも地球環境問題とは何か
第3回 新しい視点「バックキャスト」で考える
私たちの思考回路は、今日を原点に明日を考えるという「フォアキャスト思考」です。例えば、お風呂に入ることを考えてみてください。お風呂には300リットルの水が必要で、それを40度まで温めるエネルギーが必要です。
