今をとことんLive

iPhoneアプリ開発にTRY!

中学生・高校生が3~5日でアプリやゲームの開発ができるキャンプがある。それは、「Life is Tech!」だ。プログラミングやデザインが好きな人はもちろん、パソコンやスマートフォンをほとんど触ったことのない人でも、アプリやゲームの開発を通じて技術習得できるという。iPhoneやAndroidのアプリ開発や、2Dや3Dのゲーム開発、webプログラミングなどいくつかのコースがあり、春夏冬休み中に、東京大学・慶應大学SFC・京都大学・九州大学等のキャンパスで開催されている。

iPhoneアプリ開発の1日体験レポート

今日は、その「Life is Tech!」 の1日体験コースに、こうしろうくん(高校1年)と渚さん(高校2年)が参加し、iPhoneアプリ開発に挑戦しました。その様子を2人がレポートします。(2013年2月17日)

今日の会場は、デジタルハリウッド大学の秋葉原校舎です。今回は、時計アプリとカウントダウンアプリに挑戦します。


【自己紹介タイム】

まずは数名ごとのグループに分かれて自己紹介。いま脳内にあることを思いつくままボードに書きます。私は「授業の課題が終わってない・・・」が気になって・・。


一通り自己紹介が終わったあとは、好きなものを書き、グループ内での共通点を探しました。アプリ制作を指導してくれる大学生=大学生メンターの方の的確なつっこみのおかげで、和気あいあいと進みました。


【午前中のプログラム】

9時半にPC室に移動。1人1台のiMacのほかに、指示内容が映るモニターも2人に1台ずつ用意されていました。


最初にメンターの方々が紹介されました。今日は大学生メンターに加え、デジタルハリウッド大学やYahooに所属する方など、計15名が参加していらっしゃいました。


午前中はiPhoneのデジタル時計アプリの作成に挑戦。まずは指示に沿って、iPhoneのシミュレータを立ち上げます。


僕はmacに触るのは初めてでしたが、キーボードの使い方をその都度説明してもらえたので、すぐに慣れていきました。


続いて、背景に使う画像を自由に選び、iPhoneの大きさに合わせて切り取ります。


僕はダルビッシュ投手の画像を選択。

そのあとは、時計になる0〜9の数字を、イラストレータを使って自分でデザインしました。数字のデザインは、一見簡単そうに見えるのですが、結局納得できるものが見つからないまま終わってしまった・・・


私はイラストレータとフォトショップは少し使ったことがあるので、アリスのお茶会をテーマに、文字盤にトランプ模様を入れてみました。


完成しました!


【昼食休憩】

12時半からお昼休憩です。お弁当を食べたあとは、同世代や講師陣世代でのITの存在についてやIT機器を初めて使った年齢などの話など、この企画で集まった人といろいろなことを話しました。その後、グループごとにトークオンリーの推理ゲーム「人狼」を楽しみました。長時間パソコンに向かっていると目が疲れるので、お昼休みにはリフレッシュのため、こういった遊びを入れているそうです。「人狼」をやったのは初めてですが、面白かったー!


【午後のプログラム】

3時から午後のプログラム。今度はカウントダウンアプリの作成に入り、主にプログラムの書き込みを体験しました。


iPhoneでは、C言語を発展させた「Objective-C」というプログラミング言語が使われているとのこと。iPhoneアプリの開発に使われている「Xcode」というソフトを使って、「+」ボタンを押したら1つ数字が増えるカウンターを、まず作成しました。


続いて、「+」ボタンで書かれているコードを参考にしながら、「−」ボタンや、常に0になる「クリア」ボタン、+3つずつカウントされるボタンなどのプログラムを自分で打っていきます。


プログラムができたあとは、背景に使う画像とボタンの配置を決めて、完成です。


僕も完成。カウントダウンアプリの方は僕が好きなアーティストである「Acid Black Cherry」のロゴを画像にして作りました。左上から右下にかけて「+1」「-1」「+3」「×2」「÷2」「clear」ボタンです。少し電卓みたいな感じですが、まあまあ良くできかな。


今日の参加者です
今日の参加者です

<1日を終えて>

自分のプログラムが動いて嬉くて、さらに工夫して幸せに

僕がこのイベントに参加した理由は2つあります。まず、大学の理工学部に在学中の兄が、機械などのプログラムをつくる(機械を動かす際に使うOSの作成)ことがよくあり、そういう話を聞く機会がたくさんあったので、プログラムに興味を持ちました。


そして、ここ数年でノートパソコンやスマートフォン事業が急激に拡大し、今やインターネットがとてつもなく身近なものになりました。世界を変えたITというものを少しでも身近なものにしておきたいと思ったので参加しました。


僕は将来教育に関する職に就きたいので、ITを専門的に勉強するとか、IT企業に就職するとかはないと思いますが、この分野はとても面白く、そして将来性があると感じました。だから、高校生である今や大学在学中に少し知識をつけておきたいと思います。


この企画はどれもすごく楽しかったのですが、特に楽しいと感じたのは午後のカウントダウンアプリ作成でプログラムの書き込んでいた時です。「Xcode」というソフトの中に「Run」というプログラムを試行するものがあるのですが、自分が作成したプログラムを実際に使ってみて正しく動作した時は嬉しくて思わず笑っていました。そして、更にカウントダウンアプリを良くしようと努力してまた「Run」させて成功して嬉しくなるという幸福なルーティーンがとても面白かったです。


このイベントで役立った授業は中学の時の「技術」でした。「技術」でパソコンの使い方を教わる授業は少ししかやっていませんが、キーボードの早打ちなどは今回役立った気がします。(こうしろう)

 

もっとアプリを作りたい。学校の情報の授業も大事

情報処理の授業や部活でパソコンを結構使うので、ライフイズテックの話を聞いて興味を持ち、参加しようと思いました。アプリを作る機会なんて全くと言っていい程ないので、とても良い経験になりました。


今回のアプリ作りで、学校で教えてもらったソフトウェアを使ったので、結構早くアプリが完成したし、納得のいくアプリができたと思います。そう考えると、学校に沢山ソフトウェアがあって、使い方を前もって知っていて良かったと思いました。これから情報化社会が更に進展すると思うので、私が通う学校のように、情報の授業を取り入れる学校が増えた方が良いのではないかと思います。


本当に今回のアプリ作りは良い経験になりました。体験が終わった後、他のアプリも作ってみたいなぁ、と思いました。作り足りない思いでいっぱいです。(なぎさ)


 

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