前田智大くんのMIT便り ~世界のトップ大学ってどんなとこ?


第5回 時間がたっぷりある冬休み・夏休み。みんな何をしているの?

前田智大くん (Electric Engineering & Computer Science 2年) 

(2016年2月掲載)

こんにちは。ボストンではようやく雪が降り始めました。例年よりも冬が遅くやってきましたが、冬休みになって一気に寒くなってきました。今回は、MITの学生の冬休み・夏休みの過ごし方について話そうと思います。

 

アメリカの大学の冬休みは12月の半ばから1月の最後まであります。しかしMITは、Independent Activity Periodといって、1月に授業があります。と書くと、ブラック大学のように聞こえますが、1月の授業は必須ではなく、短期間で何かスキルを身に付けて楽しむような授業が多いです。

 

例えばボールを自動(コントローラーなし)で拾って集めるロボットを作る授業、

https://www.youtube.com/watch?v=dN_4DXhebmM

戦略ゲームやポーカーをプレイする人工知能を作って、他の生徒が作った人工知能と戦わせる授業、

https://www.youtube.com/watch?v=-3r69n6GJ1k

ウェブアプリケーションを作る授業

http://6.470.scripts.mit.edu/2014/

などが人気です。

 

授業を取らずに研究をする人もいれば、キャンパス外でインターンシップをする人、外国で高校生を教えたり、旅をしている人もいたりします。1か月という時間を使って、一つのことに集中するのにもってこいの期間が冬休みです。

 

 

※写真は去年のIAP、インタラクティブデザインの授業のプロジェクトで作った、ユーザーの環境への気配りがスクリーンの木に反映されるゴミ箱です。センサーでゴミを検出して、それをマイクロコントローラーで処理してスクリーンに反映させています。

 


僕は、今回の冬休みは、前庭感覚刺激が人のバランス感覚に与える影響に関する研究と、ブレイクダンスを主にしています。研究の方は、夏にシンガポールである学会に提出する論文の期限が迫っているので、仕上げに差し掛かっているところです。ブレイクダンスは、フリースタイルの練習が半分と、春学期にあるショーケースに向けての振り付けが半分といった感じです。また、夜に時間が余っているので、友達と集まってホラー映画を見まくっています。おかげでホラー耐性がかなりつきました(笑)。


夏休みは海外や企業現場でインターンシップ。大学以外の場で学ぶ

 

それでは夏休みはどうでしょうか。夏休みに授業はないので、ほとんどの人がインターンシップをしたり、キャンパスに残って研究したりしています。インターンシップに強いのはやはりコンピューターサイエンス専攻の生徒で、多くの人がGoogleやDropbox、Microsoftなどの有名な企業でインターンシップをしていると聞いています。日本のインターンシップと違い、アメリカのインターンシップは夏の3ヶ月間集中という形です。

 

ちなみに、トップ企業のインターンは給料がすごくて、Dropboxで働いた同級生は月100万円ほど稼いでいました。また、MITには海外でインターンをするというプログラムもあり、数十人が日本でもインターンをしています。他にも韓国、ペルー、フランス、イスラエルなど、合計22カ国のプログラムがあります。こちらは給料は出ませんが、飛行機代や住居費、食費などは全部MITが持ってくれます。僕はというと、今年の夏はシンガポールにあるMITの研究施設で、2か月cell separationの研究をして、1か月間日本にいる予定です。

 

以上がMITの学生の休みの過ごし方ですが、あまり休んでいませんね(笑)。

 

写真は、去年の夏休みに、留学フェローシップというNPOの活動の一環で講演をしたときのものです。
写真は、去年の夏休みに、留学フェローシップというNPOの活動の一環で講演をしたときのものです。

つづく・・・

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