第27回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演

徳島県立城東高校 邦楽部

2016ひろしま総文 日本音楽部門 優秀賞・文化庁長官賞

■演目

『子供のための組曲』

■部員数

22人(うち1年生3人・2年生10人・3年生9人)

■答えてくれた人

岡本彩希さん(3年、I箏担当)、高橋怜甫くん(3年、尺八II担当)、舟越由香里さん(3年、尺八II担当)

■国立劇場への出演が決まった瞬間の気持ちを教えてください。

 

第二席という素晴らしい賞をいただけた嬉しさと、驚きの気持ちでいっぱいでした。(岡本さん)

 

力を出し切った演奏ができたので、十分に満足していましたが、思いがけず「国立劇場出演」をいただけたので、とても嬉しかったです。(高橋くん)

 

国立劇場への出演が決まった瞬間は信じられませんでしたが、国立劇場で皆さんに聴いていただけるんだという実感が凄く湧いてきて、嬉しくてたまらなかったです。(舟越さん)

 

■今回の演目はいつ頃から練習を始めましたか。また、ふだんの部活ではどのくらい練習をしていますか。

 

平日2時間、土日4時間、今年(2016年)に入ってからこの演目の練習を始め、8か月間ほどずっと練習してきました。

 

■今回の演目で、いちばん難しかったこと・苦労したことを教えてください。

 

いちばん難しかったことは、複数の楽器があるなかで、どうしたら一つひとつの楽器の強弱が1つのまとまりとして表現できるかということです。それは皆で話し合い、合奏を繰り返すことで少しずつまとまっていったと思います。また、私たちは本番でいつもどおり弾くということを苦手としていたので、本番前はとにかく楽しむということを考えて、普段の力を出せるように頑張りました。(岡本さん)

 

やはりパートが多いので、合奏して他のパートとテンポを合わせることに苦労しました。また、尺八は他のパートに比べて演奏する部分が少ない方なので、ひとつひとつのフレーズにより一層の注意を払って練習してきました。(高橋くん)

 

パート、楽器が多い分、合わせるのに苦労しました。全員が自信を持って演奏をできるように、毎日時間を設け、なぜ合わないのかを明確にしました。(舟越さん)

 

■ひろしま総文から、東京公演まで1か月間が空きましたが、その間、どんなところに注意して練習を続けましたか。

 

3年生は普段の生活が受験勉強中心となりましたが、短期集中で合奏などを行って、ひろしま総文の演奏よりよくなるように努力をしました。(岡本さん)

 

主に基礎的な練習をして、一人ひとりの技術アップを目指しました。(高橋くん)

 

1・2年生は文化祭で演奏する曲を練習しつつ、3年生と一緒に『子供のための組曲』の質を落とさず、よりよい演奏にするための最終調整をしていました。(舟越さん)

 

■皆さんの演奏のいちばんの魅力はどこにあると思いますか。

 

様々な和楽器を奏でることができます。楽器の種類が増えることによって、合奏の難易度が上がりますが、音の厚みが増してきます。そして何より、部員一人ひとりがこの曲を楽しんで演奏しているところが一番の魅力だと思います。(岡本さん)

 

やはり、たくさんの種類の楽器による、息を合わせた演奏です。(高橋くん)

 

琴だけでなく、太鼓、三味線、尺八など、多くの楽器を使い、全員の息をぴったり合わせることで、迫力のある演奏ができるところが一番の魅力です。(舟越さん)

 

■皆さんの演奏のいちばんの魅力はどこにあると思いますか。

 

様々な和楽器を奏でることができます。楽器の種類が増えることによって、合奏の難易度が上がりますが、音の厚みが増してきます。そして何より、部員一人ひとりがこの曲を楽しんで演奏しているところが一番の魅力だと思います。(岡本さん)

 

やはり、たくさんの種類の楽器による、息を合わせた演奏です。(高橋くん)

 

琴だけでなく、太鼓、三味線、尺八など、多くの楽器を使い、全員の息をぴったり合わせることで、迫力のある演奏ができるところが一番の魅力です。(舟越さん)

 

■ふだんの活動を教えてください。総文祭出場以外にどんな公演をしていますか。

 

現代音楽だけでなく、ポップな曲も弾いています。入学式には「春の海」の演奏、中学生体験入学での演奏、文化祭、定期演奏会の他にも、老人ホームやチャリティーコンサート出演なども行っています。(岡本さん)

 

入学式、卒業式での演奏の他、老人ホームなどでの訪問演奏を行っています。(高橋くん)

 

チャリティーコンサートや、訪問演奏など、普段、邦楽の生演奏を耳にすることがない方々にも邦楽の魅力をお届けしています。(舟越さん)

  

■国立劇場の舞台に立った感想をどうぞ

 

最後に、部活のメンバーと素晴らしい舞台で演奏できてとても幸せだなど思えたし、何より大きな舞台ということで緊張もしましたが、私たちらしく楽しく演奏できたかなと思います。他の舞台とは、やはり舞台の大きさから設置から、そして空気感などもかなり違っていたと思います。たくさんの方々が指導してくださり、準備をしてくださり、私たちの演奏に尽力をしてくれて、国立劇場で演奏できる幸せをあらためて感じました。(岡本さん)

 

8月2日の総文祭で表彰を受けた優秀校としての演奏でしたので、総文祭のときよりも緊張していました。舞台のスタッフの方々も、普段プロを相手にしているというので、雰囲気が違うように感じられました。(高橋くん)

 

とても広くて、舞台が回転するところが他の舞台と違いました。本番前の舞台裏で「頑張って」と笑って手を振ってくださり、緊張がやわらぎました。監督をはじめ、スタッフの皆さんにも大変お世話になりました。温かい素敵な劇場、本当に楽しかったです。(舟越さん)

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