全国の高校生徒会役員が大集合、「生徒会って何のためにあるのか」をとことん考えた3日間

第4回全国高校生徒会大会

インタビューvol.1

様々な人と出会える実行委員の経験を、自分たちの学校に還元したい!

実行委員のメンバーに、意気込みを聞きました。

田島佑海佳さん(成立学園高等学校3年[東京都])

松林里歩さん(三重県立津高校 3年)

上林山大吉くん(東大寺学園高校2年[奈良県])

 

左から 田島 佑海佳さん(成立学園高校3年[東京都])、松林里歩さん(三重県立津高校3年)、

上林山大吉くん(東大寺学園高校2年[奈良県])

 

――今大会で実行委員をしようと思ったきっかけは何ですか。

 

上林山くん 僕は1年前までは、生徒会では先輩から指示されたことをこなすだけだったのですが、昨年先輩の勧めでNSCC3に参加した際に、他校の生徒会役員の方たちと交流して、生徒会役員としての自覚が生まれました。それをきっかけに僕は生徒会長に立候補して当選し、自分で生徒会を運営することになりました。そのような経験を他の人たちにもしてもらいたいと思って、NSCC4の実行委員に応募しました。

 

田島さん 私も先輩に誘われて去年参加したことがきっかけです。また、私の高校は近くの高校と交流するくらいしか外務活動がなく、基本的には学校内部でしかアイデアが生まれることがありません。私は生徒会長に立候補しようと思っていたので、生徒会大会で得られる様々なアイデアを活かそうと思って、今回実行委員になりました。

 

松林さん 私の高校は三重県にあるのですが、三重の高校はあまり生徒会が盛んではありません。ですが、昨年NSCC3の実行委員会から招待状が来たので、参加してみました。しかし、関東の人は関東の人で、関西の人は関西の人で固まっているように感じました。そこで、身内だけではなく大勢の人を巻き込めるような企画にしたいと思って、第4回大会の実行委員になりました。

 

――大会の事前、および当日にはどのような仕事がありますか。

 

上林山くん 僕は経理部に所属しており、大会当日に配るガイドブックで協賛の方々の紹介を載せました。当日は、1日目の議論での書記と、2日目・3日目の議論の議長をします。

 

田島さん 私は総務部と人事部に所属しています。総務部では、1日目に行うアイスブレイクの準備をして、人事部では参加費振り込みの完了メールを参加者の人たちに送っていました。当日は、全日程で書記を担当します。

 

松林さん 私はIT部で、生徒会大会のツイッター公式アカウントの管理をしています。ツイッターでは新たに使えるようになった投票機能を使って、大会に興味を持ってもらえるよう工夫しました。大会当日では、全ての日程で議長を担当します。

 

――上林山くんも松林さんも、地方で活動をしていたために、今回東京に来て参加することで大変だったことはあります

 

上林山くん 昨日は議員会館で荷物の出し入れなど会場準備のリハーサルがあったのですが、僕は昨日はまだ東京に来られなかったため、当日にぶっつけ本番で会場準備をすることになってしまいました。連絡手段にはスカイプなどがありますが、やはり物理的な距離の面が大変でした。

 

松林さん 私は他校との交流が少ないため、知り合いが少ないことが気がかりでした。実際東京に来て実行委員で集まってみると、周りのメンバーはお互い顔見知りの人が多かったのですが、私はやはり知り合いが少なかったです。それと、宿から議員会館までの電車の乗り換えがわからないことも大変でした。

 

――大会当日への意気込みを教えてください。

 

上林山くん もちろん実行委員として参加者をリードするのは当然の使命なのですが、僕も1人の参加者としてこの大会に参加しています。これまでは自分が生徒会長であるとは言え、まだ先輩がいるということを頼りにしていたのですが、この大会を機に、もう1年生徒会活動を頑張ろうというきっかけにしようと思います。また、今後の関西生徒会連盟を担っていく身でもあるので、地方の生徒会連盟の代表の方たちとも仲を深められればいいなと考えています。

 

田島さん まず参加者としては、自分の生徒会の任期が今年の6月で終わるので、どうやって新しいことをやってほしいのかということを後輩に引継ぐための材料として、この生徒会大会を活かしたいと思っています。実行委員としては、実行委員会でやってきた仕事を後輩たちに上手く伝えたいです。

 

松林さん まずは、この大会をきっかけに、愛知・岐阜の高校と東海の生徒会連盟を作りたいです。それと、「地域活性」という議題を話し合っていく中で、自分の考えを固められればいいなと考えています。また、私の高校では好きな時に生徒会に参加することができ、引退も明確ではないため、いつでも生徒会に顔を出すことはできるのですが、やはり後輩への引継ぎはしなければならないので、この大会で得られるものを後輩に伝えたいと思います。

 

第4回全国高校生徒会大会レポート

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インタビューvol.4

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