自分らしく生きて、社会を変える

女子力アップセミナー

第2回

声楽の経験ゼロで、5000人の中からミュージカルの主役をつかんだ新妻聖子さんの「女子力」

[お話する人] 新妻聖子さん (ミュージカル女優)


[インタビュアー] 東京女子大学大学院文学研究科院生 松紀枝、橋本実季
         高校生 みき、なぎさ、りさ

2013年1月14日。東京に大雪が降った日でした。

(1)運命のミュージカルとの出会い

「ミス・サイゴン」より (写真提供 東宝演劇部)
「ミス・サイゴン」より (写真提供 東宝演劇部)

 

---最初に、どの様なお仕事をされているかをお聞かせください。

 

新妻:はい、2003年にミュージカル「レ・ミゼラブル」で初舞台を踏んで、そこからミュージカル女優としてのキャリアがスタートして、かねてから夢であった歌手活動にも力を入れながら、肩書としては歌手と女優ということで、幅広く活躍…活躍って言っちゃった!(笑)…幅広く活動を展開させていただいています。帰国子女ですから、時々日本語がおかしいので指摘してくださいね(笑)。

 

「ミス・サイゴン」より (写真提供 東宝演劇部)
「ミス・サイゴン」より (写真提供 東宝演劇部)

---新妻さんにとって、ミュージカルの魅力とは何でしょう?
 
新妻:私、そもそも「レ・ミゼラブル」に出演するまで、ミュージカルを見たことがなかったんですよ。たまたま歌が好きだからオーディションを受けて歌うことになって、「レ・ミゼラブル」がどんな作品かも、エポニーヌという役がどの程度の役かも分からなかったの。わけも分からず歌ったら、5000倍の確率を突破して受かってしまいました。そんなこんなで、右も左もよく分からず初舞台を踏んでしまったのですが、その翌年に「ミス・サイゴン」という作品に出会いました。


その「ミス・サイゴン」が、たまたま私が10代を過ごしたバンコク、タイが舞台で、東南アジアで起きた歴史的なことがベースに描かれていて、他人ごとの気がしなくて。最初に台本を読んだ時に、すごく運命のような気がしました。で、そのキムという役と「ミス・サイゴン」にのめり込んだ結果、ミュージカル初心者だったのがあっという間にミュージカル・ファンになって、それから拍車がかかったという感じですね。キム役に出会っていなければ、今ここにいないと思います。

 

新妻聖子さんの出演作品解説
河合塾 海外帰国生コース講師 余吾育信

プロフィール

新妻 聖子さん
新妻 聖子さん

新妻 聖子(にいづま せいこ)

ミュージカル女優

 

1980年愛知県生まれ。父親の仕事の都合で、11歳から約7年間タイで過ごす。バンコクのインターナショナルスクールを卒業後帰国し、上智大学法学部国際関係法学科を卒業。2002年、大学在学中に「王様のブランチ」(TBS)で芸能界デビュー。2003年、5000倍のオーディションを突破しミュージカル「レ・ミゼラブル」エポニーヌ役に抜擢、以降数々の舞台でヒロインを務めミュージカル界屈指の歌姫として第一線で活躍中。2013年は4月ミュージカル「トゥモロー・モーニング」、6月ミュージカル「シルバースプーンに映る月」、8月ひとり芝居「青空・・・!」ほか話題作の出演が多数控えている。第31回菊田一夫演劇賞、平成18年度文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞。
オフィシャルサイト http://www.seikoniizuma.com/


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