今をとことんLive

ちょっと背伸びのカルチャー案内

古市 憲寿(東京大学大学院総合文化研究科院生、有限会社ゼント執行役)

1985年生まれ。

現代日本の若者像を若者自身の立場から研究する社会学者として大学界からもメディアからも注目を集める。主な著書に『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)など。NHK「ニッポンのジレンマ」などテレビ出演も多い。 

古市憲寿氏

第1回 【ゲーム】ポポロクロイス物語(プレイステーション)

いつか思い出すかも知れない幸せだった記憶

1996年、今から15年以上前に発売されたRPGだ。当時は、プレイステーションが出て数年しか経っていない頃で、世にはポリゴンを無駄に使った立体的なゲームが溢れていた。そんな中、この「ポポロクロイス物語」は全編がドット絵とアニメーションで制作され、そこそこ話題になった。
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第2回 【本】村上龍『希望の国のエクソダス』

10年以上変わらない、この国の希望

家から少し離れた高校には、バスと電車を乗り継いで通っていた。毎日往復で二時間くらいの通学時間にはよく本を読んでいた。この『希望の国のエクソダス』を読んだのは、高校一年生の秋くらいだったと思う。学校にも慣れてきて、ちょうど文化祭も終わった頃。代わり映えのしない毎日に飽き飽きしていた。そんな当時の僕にこの小説は、退屈な日常からの「出口」を垣間見せてくれるものだった。
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第3回 【映画】「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」

自分だけは特別だって思いたい

「やっぱりここは、自分のいるべきではない場所とつくづく思います。みんなどうしようもなく低いレベルで満足している人ばかりです。目の前のくだらない生活に追われるばかりで、夢とか理想とか本当に大切なことを全く理解できない人たち」。「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の主人公、和合澄伽の、劇中の言葉だ。

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